カルシウムは、7月のPOP、ブラックボード作成で補足しました、汗との関係もありますが、他にも様々な面で必要不可欠なものです。骨はもちろん、高血圧、動脈硬化、花粉症など、挙げればきりがありませんが、様々なものと深く関係しています。割合的には、99%は骨と歯に吸収され、残りの1%が血液や筋肉、細胞膜に吸収されます。わずか1%ではありますが、これが不足すると、様々な症状が現れます。
◎カルシウムが不足するとどうなるの?
もしも、体のカルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなって骨粗しょう症にかかったり、骨折しやすくなるばかりでなく、高血圧、痛風、糖尿病、動脈硬化、ガン、心臓疾患、脳卒中など、すべての成人病の引き金になります。
とはいえ、タンパク質やビタミンが不足すると、からだにいろいろな障害が起きるのは分かるとしても、カルシウム不足がすべての成人病の引き金になるということは、なかなか理解しにくいことです。
しかし、近年の研究を踏まえてカルシウムの働きを細胞レベルにまで踏み込んで調べていくと、「なるほど!」と納得できる決定的な役割が、カルシウムには課せられているのです。
たとえば、目でモノが見えるのは、カルシウムのお陰なのです。目に光が飛び込んでくると、網膜の細胞にカルシウムが入ってきて電流が起こり、起きた電流は視神経を伝わって脳に達します。この脳が働くときも、カルシウムが出入りすることによって電流の発生、消滅が起きているのです。このことから、カルシウムが不足すると、視力や神経や脳の働きに影響が現れることが判ります。
◎カルシウムが不足するとこんな病気になりやすい!
●カルシウムは、脳神経細胞の異常な興奮を鎮めます。イライラ、不安、ノイローゼや不眠症、体力の回復にもカルシウムは大変必要なミネラルです。
食生活の欧米化により、年々糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病等の成人病が増加しています。成人病を防ぐには、まずカルシウムの補給による体質改善を考えましょう。
カルシウムが不足すると、一度かかった病気はなかなか治らず長引きます。喘息、蓄膿症や痔などの慢性病には、カルシウムの補給による内面からの体質改善が第一です。
●カルシウム不足で体質が酸性化すると、歯と骨の中のカルシウムが溶かされ、逆に組織中に沈着します。骨折や虫歯、動脈硬化の防止にはカルシウムを十分補給することが大切です。
●刺激に対して体が過敏になり皮膚の抵抗力が弱まります。湿疹、じんま疹、皮膚炎、水虫などの治療には、カルシウムが欠かせません。
●筋肉の縮小にはカルシウムが重要な役目を果たします。神経痛、リウマチの治療や発育盛りのお子様には、カルシウムの補給が大切です。
●妊娠、胎児の成長、授乳、産後の体力回復に影響が出る。
●記憶障害や認知症、アルツハイマーになった人の脳神経細胞には、カルシウムが沈着しているが、原因は全身的なカルシウム不足。
●動脈硬化や心筋梗塞はカルシウムが動脈内壁に沈着して起こるが、原因は全身的なカルシウム不足。
●血小板が固まりにくくなり、出血したときに血がなかなか止まらない。
●カルシウムは腸内の脂肪を吸着して捨てる一方、情緒を安定させて異常な食欲を抑えるので、肥満防止に役立つ。不足すればその逆になる。
●免疫力が低下するので、病気にかかりやすい。
●カルシウムは酒やタバコの害を防ぐ。
●カルシウムは細胞を活性化するので、肝臓病を予防し、腎臓機能の低下を防ぎ、結果として老化を遅らせる。強壮、強精にも役立つ。
●白内障、女性の更年期障害もカルシウムが深く関係している。
●肩コリ、頭痛もカルシウム不足によって起こることがある。
このように、カルシウムは神経の伝達を助ける働きをしています。
ですので、長期的に欠乏すると神経がうまく働かず、神経質になりイライラしやすくなります。
次に、筋肉を収縮させる働きがあり、心臓の鼓動を一定に保つ働きもしています。
また、カルシウムは細胞膜にとって必要不可欠な成分であり、不足すると感冒、粘膜疾患、内臓筋肉の内出血を起こしやすくなります。
そのほか、血液の凝固作用やタンパク質の代謝やホルモンの分泌など生命の維持に欠かせない働きをしています。
ですので、長期的に欠乏すると神経がうまく働かず、神経質になりイライラしやすくなります。
次に、筋肉を収縮させる働きがあり、心臓の鼓動を一定に保つ働きもしています。
また、カルシウムは細胞膜にとって必要不可欠な成分であり、不足すると感冒、粘膜疾患、内臓筋肉の内出血を起こしやすくなります。
そのほか、血液の凝固作用やタンパク質の代謝やホルモンの分泌など生命の維持に欠かせない働きをしています。
カルシウムは成人で1日600mg以上摂取することが望ましいとされていますが、摂取した全てが体内に吸収されるわけではありません。
カルシウムだけをたくさんとってもダメなのです。
カルシウムはマグネシウムとのバランスが大切で、マグネシウムが不足していると、骨の中からカルシウムが溶けだしてくるのです。
また、ビタミンDはカルシウムの腸からの吸収を高めてくれ、そのうえ血中に溶けだしたカルシウムを再び骨になるのを助けてくれます。
そのほか、ビタミンK2やビタミンCにもカルシウムが骨になる手助けをする働きがあります。
カルシウムだけをたくさんとってもダメなのです。
カルシウムはマグネシウムとのバランスが大切で、マグネシウムが不足していると、骨の中からカルシウムが溶けだしてくるのです。
また、ビタミンDはカルシウムの腸からの吸収を高めてくれ、そのうえ血中に溶けだしたカルシウムを再び骨になるのを助けてくれます。
そのほか、ビタミンK2やビタミンCにもカルシウムが骨になる手助けをする働きがあります。
カルシウムの吸収率を高めるために、青菜と牛乳・乳製品を一緒に調理したり、ビタミンDの多い魚(サケ、カレイ、ニシンなど)や天日干しのキクラゲや干しシイタケ、レバー、卵などを一緒に摂ったりと工夫して、カルシウムを上手に摂りましょう。
◎カルシウムの摂り過ぎによる害はないの?
まずありません。もともと日本人のカルシウム摂取量はアメリカ人の3分の1にしかならないので、とりすぎによる心配は必要ないほどです。
カルシウムは多くとれば骨に蓄えられて骨を強くするだけです。そのうえ腸の方もじゅうぶんに用心しています。カルシウムのとり方が足りないと、腸は効率よく無駄なくカルシウムを吸収しようとします。もし少し余分だと思ったら吸収の能率を落とします。
厚生省では、カルシウム摂取量の上限値を2300ミリグラムに決めています。牛乳約2リットル分です。これはカルシウムを制限するためのものではなく、これだけとっても安全という意味に解釈すべきでしょう。
カルシウム剤を服用していて、もし便秘ぎみになったらそのときは服用量を減らします。
公益財団法人 骨粗鬆症財団ホームページより抜粋
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